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Eyes of a Child
 
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Eyes of a Child [Import] [マスマーケット]

Richard North Patterson
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商品の説明

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 『Eyes of a Child』の邦訳版。複雑な家庭に育ち、生活力のない夫と幼い娘を養うために苦闘してきたテリ。ようやく弁護士の資格を取得し離婚を望む彼女とその恋人である辣腕弁護士クリスに卑劣ないやがらせを仕掛けてきた夫が、不審な死を遂げた。検察はクリスを逮捕、公判が始まるが、重要な事実を隠しているらしい彼の態度にテリやクリスの息子カールの心にはしだいに不信感が芽生えはじめる。一方、事件を目撃していたテリの幼い娘エリナは…。

   主人公たちが遭遇する事件そのものは比較的単純で、読者の中には途中でその真相を見抜いてしまう人もいるだろう。しかし、そんな読者にとっても、陪審員制度という日本人にとってはなじみの薄い裁判制度における「弁護側」対「検察側」の息詰まる駆け引きには興味をかき立てられるに違いない。めまぐるしく変化する陪審員たちの心証への予測と対応、マスコミや政治的圧力との闘い…。

   自らも弁護士としてのキャリアをもつ著者の本領発揮といったところだが、本書が単なる法廷闘争の過程や裏話を拾い集めただけのレポート的な内容に堕していないのは、「人間」がしっかり描き込まれているからだろう。恋人、親子といった親密な(あるいは、親密であるはずの)関係に忍び入る不信感を克服しようとする登場人物たちのもう1つの「闘争」が物語に陰影を与えているのだ。法廷という特殊な場を舞台にした重厚な人間ドラマとしてじっくり読んでもらいたい1冊である。(梅村千恵) --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

内容説明

Paget's well-ordered world is shattered by his love for his assistant Terri, in this sequel to "Degree of Guilt". Terri's ex-husband Ricky instigates a child custody battle for Terri's daughter, but then Ricky is found murdered and Paget finds himself the prime suspect and on trial for his life. --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

登録情報

  • マスマーケット: 743ページ
  • 出版社: St Martins Mass Market Paper; Reprint版 (2012/1/1)
  • 言語 英語, 英語, 英語
  • ISBN-10: 031238162X
  • ISBN-13: 978-0312381622
  • 発売日: 2012/1/1
  • 商品の寸法: 19.2 x 10.7 x 3 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (8件のカスタマーレビュー)
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形式:単行本
本書は、アメリカのリーガル・フィクション界を代表するベストセラー作家、リチャード・ノース・パタースンが『罪の段階』の続編として発表した、前作をしのぐボリュームを誇る大巨編である。

「このミステリーがすごい!」では’00年海外編第9位にランクインしている。

登場人物のほとんどは『罪の段階』と同じで、主人公はサンフランシスコの辣腕弁護士、クリス・パジェット、46才。彼は今回民主党より上院選への出馬を要請されている。
クリスのアシスタント弁護士で恋人でもあるテリの、別居中で生活能力のない夫、リッチーが死んだ。ふたりは離婚訴訟に関して6歳の娘、エリナの監護権で争っていた。リッチーは妻をクリスに奪われたと思い、彼を恨んでいた。

殺人と見た検察はクリスを容疑者として逮捕する。彼の弁護に乗り出したのは『罪の段階』で判事をつとめたキャロライン・マスターズだった。真相は、幼いエリナひとりの胸に・・・。次々と覆される証言、日々入れ代わる陪審員の心証。そして息詰まる公判の後に待っていた真実とは・・・。

前半はなんとも食えない男、リッチーに、存命中も死後も翻弄されるテリやクリス、そしてクリスの息子、カーロの姿が、食傷気味になるほど描かれる。
しかし、後半のほとんどを占める法廷場面では、陪審員の選出から最終弁論に至るまで、キャロラインがふるう熱弁の大立ち回りは圧巻で、本書の最大の読みどころである。

クリスの、弁護人にも明かさない謎の行動。目撃者の証言。本当に彼は殺っていないのか。最後まで真犯人が分からない展開。クリスやテリ、カーロやエリナをめぐる家族と愛情の人間ドラマ。そして警察・検察の捜査にも公判にも影を落とす政治上の謀略。

本書は、前作を質・量共に超え、スリリングなエンターテインメントに徹した、リーガル・サスペンスの傑作である。
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4 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By Docker
形式:マスマーケット
Richard North PattersonによるDegree of Guiltの続編。前作で弁護人を務めたChris Pagetが、この話では部下Terriの夫Ricardoの殺人容疑をかけられ、前作では裁判官であったCaroline Mastersが彼の弁護人を務めることに。ストーリー自体それほど複雑ではなく、真犯人は誰かという点でもそれほど意外性があるわけではないが、殺人事件に関する息詰まるような法廷場面に加え、離婚や子供の養育権を巡るすさましい争い、家庭内暴力、幼児虐待、検察官の権力抗争など、日本では信じられないような謀略めいた話も含め詳しく書き込まれており、前作と同様非常に読み応えがある。恋人や親子の信頼関係の危うさという点でも考えさせられる作品である。前作を読まなくてもわからないことはないが、登場人物の背景を深く理解するためには、やはり前作から読んだ方が良いだろう。また、前作を読めば、この作品も読んでみたくなることだろし、実際読むだけの価値はある。但し、英語はやや難しく、結構長い(活字も小さい)ので、多少の覚悟は必要かもしれない。
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4 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By Duncan
形式:単行本
ストーリー展開の巧みさにつられて一気に読破させる法廷ものの逸品。何より、刑事陪審制度のもとで、陪審員の選定と公判における法廷を舞台に、弁護人、検察官、裁判官が応酬する場面をこれほどの緊迫感とリアリティで描写する作品は希有と思われる。陰影に富んだキャラクターであるキャロラインの弁護ぶりが強く印象に残る。周到な準備を重ね、絶望的に困難な反対尋問に成功し、陪審の信頼を勝ち得たと信じた瞬間のキャロラインを描く次の描写には全く痺れた。刑事弁護士の仕事の困難を知る者は心から同感するだろう。
「ワーナーに背を向け,被告席に戻る途中,ジョーゼフ・ドゥアウルテが小さく肯きかけてきた。公判の最中には永遠に生きられるような気がする瞬間があるものだ,とキャロラインは思った。」

公判弁護士の苦渋と悲哀を知る作者ならではの作品といえる。訳出も見事で、アメリカの陪審制の知識も得られ、しばし至福の読書時間をもてる。

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