ここ1年位で彼女の素晴らしさを再認識し、過去のアルバムを入手し聴いているオジサンです。賛否両論ある本作ですが、結論から言うとutadaの才気溢れるもの凄いアルバムだと感じました。特に「DEVIL INSIDE」は、そのあまりのかっこよさに思わず唸ってしまいました。
彼女の作品は「前衛性」と「大衆性」が共存していると言われますが、今作は相当前衛的ですが、そういう作品にありがちなリスナーを突き放すようなものでは決してないと思います。複雑な曲構成、凝りに凝ったアレンジ、畳み掛けるようなボーカル(英語が出来ないので歌詞は判りません)、ジャンル分けできない唯一無二のutadaワールド全開です。全編を通して凄まじいエネルギーが発せられており彼女の音楽に対するパッションが伝わってきます。
最近の音楽シーンのことはろくに知りませんが、これだけの作品を作れるアーティストが世界に何人いるんでしょうか。アメリカで受けなかったのは、単にその作風と知名度の問題ではないでしょうか。宇多田ヒカル名義の作品とは相当イメージが違って聴こえますが、英語詩に抵抗がなく彼女の音作りに興味がある人なら必聴でしょう。本当にかっこいいですよ。