本書の特長は、関数初心者でも十分活用が可能な親切さと、目次の構成の秀逸さにある。
はじめに「関数の基礎知識」の章が設けられていて、関数の基本、操作方法に加えてExcel2010の新機能について不足なく説明してある。
そのため、辞書としてのみならず、関数の初心者から中・上級者まで使いやすく理解しやすい参考書として使うことができる。
また、章立ては「数学/三角関数」から「キューブ関数」まで計11の章に分けられ、目次には目的別に関数の名称、関数ができること、使用例が掲載されている。これは便利!
代表的な関数や使用頻度の高そうな関数にはより多くのページが割かれ、複数の使用例が示されているのは、とても親切。
関数の組み合わせについてもクロスリファレンスが充実しているなど、あらゆる配慮が綿密になされているところが素晴らしい。
Excelの関数は大概のことなら、本に頼らずともネットで検索すれば、求める問いに対して答えを得ることができる。
しかし、関数は体系化した知識と理解を備えることによって実務スキルが上がるものでもあって、このように体系化がきちんとなされた参考書が手元に一冊あるだけで、安心感も増す。
質実剛健すぎず、わかりやすく、必要十分に充実した辞典である。
PC関連書籍は、みな本書のようにあって欲しいと思う。