本当に入門書。業務に活用するには、もっともっとたくさんのことができなくてはいけない。
導入は敷居が低くなるように配慮されていて、ヒストグラムを描くこと、分析ツールをExcelに出すことから始まる。その段階からt検定や分散分析(3元配置まで扱える◎)を片付け、実験計画、実験シミュレーションまでいくわけだから、1冊でかなり頑張った本だと思う。
記述は簡潔で指示や図解もわかりやすい。付録のCD-ROMは使いやすい。Excelでいける。
マージンの多いすっきりしたレイアウトで、数学的証明などにも紙面が割かれている。本は1センチぐらいあるが、辞書的に、もしくは実演練習に使うのであれば読むところはかなり少ない。
ただし、いくら導入が配慮されているとはいえ、ある程度統計学の素養が身についていないとつらいと思う。なので、信頼区間の概念程度までは頭に入れておくことが推奨。
短時間で片付けることが出来て満足。発展的な内容に移行したい。