ギャルのキャリアはフィリップス(アイドル)時代とベルジェ(シンガー)時代に二分されます。
このアルバムはベルジェ時代のベストで、ギャルの可愛い声はまだ健在ですよ。楽曲もすごく良いし。
#21の「愛の告白」。ベルジェ時代の幕開けとなるもので、作曲家ミッシェル・ベルジェのリリシズムあふれるメロディですでに最高傑作となっています。
このあと二人は結婚しヒット曲を量産しますが、いいですよー、この当時のギャルも。
ギャルの歌声にはアイドル時代のような天衣無縫さはありませんが、その独特の声質はまだ残っているので大丈夫。
#20の「誘惑のダンス」。70年代の後半は世界中でディスコブーム、ギャルもためらいなく「ダンシング・ディスコ」というアルバムをリリース、流行にのっかりました。
でも、バックサウンドはたしかにディスコビートですが、ギャルのボーカルはあいかわらず舌たらずなフワフワ感、汗臭さとは無縁なギャルのマイペースに微笑んでしまいます。
#19の「新しい愛のはじまり」。ギャル=ベルジェの最初の共作アルバム「France Gall」の冒頭を飾るの名曲です。
イントロからAメロまではマイナーコードでビートのきいたサスペンス調、それがとつぜんサビになるとすごく可愛いメジャーコードに転調して、「Comment Lui Dire〜♪」とギャルの声も60年代のロリータヴォイスみたいなる、その構成とバランスがとても魅力的です!
#1の「彼は立ったままピアノを弾いていた」。ミューズの女神はこの楽曲のために、ギャルとベルジェを出逢わせたのではないでしょうか。
フランスでは2ヶ月間チャートのNo.1となり、ギャルの全作品のなかで一番売れた楽曲。聴けばすぐにギャル=ベルジェコンビの最高傑作だとわかります。ベルジェのエッセンス(はじけるリズム感覚+キャッチーのメロディライン)が最高に発揮されていて、サビの「〜debout、〜pour vous、〜beaucoup」というライムが耳にのこり一緒に口ずさんでしまいます。