イギリスの5人組ロックバンド、オーシャンサイズの2nd。
ぱっと聴きには普通のエモーショナルロックだが、よく聴けばリズムにプログレなアプローチがあったりする。
マイルドで(やや鬱な感じの)Voも含めて、全体的に非常にまとまっていて心地のよい音だ。
ギターワークはけっこう古めかしいリフなどもありわりとオーソドックス。ヘヴィ過ぎず、軽すぎずというバランスがいい。
スペイシーで広がりのあるシンセや、やや軟弱ぎみなコーラスワークなど、メロディアスな要素が組み合わさり聴きやすさとなっている。
大半の曲が6分以上というのも、バンドの方向性がムーディで感覚的な浮遊感を向いているからなのだろう。
やわらかみがあるサウンドは、適度な攻撃性を内包しつつも、バランスを保ったまま耳に馴染んでくる。
一方で5や9のような静寂美の映えるシンフォロックな曲もあり、ポストロックとしての空間的な雄大さも表現しているのがあなどれない。