1989年9月9日、カルフォルニア、ショアライン・アンフィシアターにてライヴ録音。メンバーはジョン・アンダーソン、ビル・ブラッフォード、リック・ウェイクマン、スティーヴ・ハウ、そして、『閃光』ではベースをトニー・レヴィン(相当頑張っていたにもかかわらず、ジョンの意にそわなかったのかクレジットされず・・・)が弾いていたが、ここではなんとジェフ・バーリンが担当している。もうそれだけでも聴かねばならないと思わせるに十分である。それ以外にミルトン・マクドナルド(g)、ジュリアン・コルベック(key)がサポートしている。 同一音源でCDもリリースされている。また、このDVDは元々はレーザーディスクで出ていて、2007年、DVD2枚組として再発売されたものだ。ボーナストラックとして『イン・ザ・ビッグ・ドリーム』に収録されたインタビュー映像が収録されている。
まずタイトルがかなり意味深である。ここで展開する音楽は当時の『90125』あたりのYESよりもより一層YESな音楽なことは間違いない。 ディスク1は、ベンジャミン・ブリテンの『青少年のための管弦楽入門』で幕開く、これは『Yessongs』がイゴール・ストラヴィンスキーの『火の鳥』で幕を開けるのを踏襲し、発展させている意味なのだろう。その後に続くナンバーは非常にアコースティクで割と予想外な展開である。しかしどれもスゴイ演奏ばかりだ。
ディスク2ではやはり『閃光』からの曲が光っている。ぼくが聴きたかったジェフ・バーリンは『堅実なプレイ』に徹していて決して目立たない。しかし、集中して聴くとその超絶技巧を楽しめて嬉しくなる。聴きどころ満載の傑作だと思う。