BONNIE PINKのアルバムにはすでに8枚リリースされていて、1枚、1枚がファンにとってすばらしい作品ではありますが、初めて彼女の音楽を聴こうと思うならば、僕はこの作品、7th「Even So」を強くお勧めします。
傑作「Heaven's Kitchen」、「evil and flowers」から(シングル以外では)3作品を隔ててのTore Johanson(The Cardigans、Franz Ferdinand、日本ではつじあやのもプロデュース)とのコラボで生まれたこの作品は広く支持され、あえて言えばセールス面でも成功を収めています。
ギターとクールな電子音が彼女の透き通る声を彩る名作「Praivate Laughter」、メランコリックなサウンドからはじまりサビにかけて盛り上がる(ブリッジの高音はヤバイ!)「Last Kiss」と2枚のシングルもすばらしかったのですが、全然アルバム曲も負けていない。タイトル通り朝日のような清々しさを感じる「New Dawn」、後5分待ってくれてたら…「5 more minutes」、寂しさを感じる「I just want you to be happy」、この爽快感は何?すばらしすぎる!「Ocean」、アルバムのラストを飾るおとぎ話のようなバラード「Bedtime Story」などまさにGood Musicの宝庫のような1枚になっております。
全編通して聴けるのは彼女の強くしなやかで透き通るような声。彼女の持ち味をうまく生かしたのは、やはりToreさまさま。Popではじけるような曲は少ないものの、ある意味で最も秀逸な作品であることは間違いないでしょう。