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最も参考になったカスタマーレビュー
5つ星のうち 2.0
困った作品、変な作品、でも見ないですませるには惜しすぎる,
By zapzero (多摩川流域) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: Even Cowgirls Get the Blues [VHS] [Import] (VHS)
すごく風変わりなテイストの、壮大な失敗作です。おもしろくてチャーミングな作品でありえたのに、展開のリズムが散漫で、要所要所のしまったところがない。すぐに思うのは、「原作」の影が大きすぎるという点です。トム・ロビンスの原作小説は読んでいませんが、言葉の新鮮さのレベルでたぶんかなり楽しめるものであることはまちがいありません。映画のほうもずっとナレーションつきで物語が進行するのですが、このナレーションをひきうけているのが原作者。でも、まさにこのナレーションや、登場人物のせりふの饒舌さが、あまりに映画を重くし、離陸させずじまいに終わったことも否定できない。素材の奇抜なおもしろさはすぐにわかるだけに、かなりもったいない気がしました。ウマ・サーマンは(美人ではないけど)見るだけで人に強烈な印象を与えます。その彼女が特大の親指をつけて、史上最高のヒッチハイカーを演じるのですから、こんなハイカーなら乗せたいなと思う人はひとりやふたりではないでしょう。アウトドアの風景のみずみずしい美しさにかけて、ガス・ヴァン・サントの感覚は誰にもひけをとらないでしょう。「西部」だなあと思います。ヒッチハイキング論、という問題の立て方も可能かもしれませんが、ともあれいくつかの屋外シーンの印象によってこの映画を覚えておくことにします。
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