このイヤホンは画像を見ればお分かり頂けるように、デザインのデの字もありません。
しかしながら、実際に手にとってみると思いのほか作りはしっかりしており、
他のイヤホンとはまた違った雰囲気を出しています。
例えるなら、学校の理科室や研究室にありそうな天秤などの精巧な器具
といったような印象です。
(実際そういう専門的な用途のイヤホンなのだから当然といえば当然ですね)
音の方ですが、バランスは極めてフラットで、解像度は非常に高いです。
鳴らし方も冷静で、音に対する味付けはほとんどなく
ひたすらに正確な音を出すという印象。
それ故に面白みがないとも感じるかもしれません。
事実、私はそれまで使っていたイヤホンと比較して冷静すぎる4Sを
あまり面白いものと思えず、3万も出して買うべきだったかな?などと
考えたりもしました。が、たまたまPCにあった効果音を聞いてそんな考えは
吹き飛んでしまいました。
そのとき聞いたのは「ガラスの割れる音」だったのですが、その破片一つ一つが飛び散る
生々しい音に思わず窓ガラスの方を振り向いてしまいました。
効果音の出来にもよりますが、現実と間違えかねない程の再現力にはやはり
目を見張るものがあり、これが他との絶対的な差なのだと思います。
他のイヤホンで同じ音を聞き比べてみても、音の分離、鮮明さや臨場感において
その差は歴然としています。
高価なオーディオ機器に繋げば本当に良い音を鳴らしてくれると思いますが、
出力元が安価なものでもこのイヤホンはその性能を最大限に引き出してくれます。
ですので、PCやポータブルオーディオに使うとしても損はないと思います。