これが最初のレヴューとなるとは驚きですが、ともかく何回も不死鳥の如く現れては消える音源です。最初のアナログ録音から全く変わらぬ威厳を誇った録音です。
メタスタシス、ピソプラクタはモーリスルルーの先駆的な演奏で定着していますが、指示された速度よりは少し遅い演奏です。ブージーアンドホークスのスコアの裏面には何故か演奏時間のサンプルが出ていまして、メタスタシスが8分、ヒソプラクタが10分となっています。
そのようなことはともかく、いわゆる「現代音楽」を聴いていた者としてはピソプラクのグリサンド・ピッチカートの渦には誰もが驚愕したのではないでしょうか?
それがいつでもこのような形で市場に出て、当時のワクワク感が共有できるるということはとても喜ばしいことです。それからエオンタですね。とてもではありませんがこれほどのピアノテクニックは他で聞くことはできません。
何はともあれ、クセナキスの原点です。