このシリーズは、英国の語学学校でテキストとして使用して以来、これで3冊目。
今回は、イラストがカラーになって、さらに楽しく読めるようになったし、
綴じも強化されたような気がする(以前はばらばらになりやすかった)
また、どのページも抑える必要なく机の上に広げておけるのも使いやすい。
しかし、何といっても、このテキストの特徴は、
「文法を楽しく学べること」だろう。
私の場合、文法っておもしろいと思ったきっかけは、この本との出合いにある。
日本語という他の媒体を使って説明しているのと違い、
文法用語を用いずに、英語で直接的に理解できるのが嬉しい。
英語を英語で理解する作業がとてもおもしろい。
どのような状況で用いるのかという例文も手抜きがない。
例えば、この本のUnit1で取り上げられている現在進行形(Present continuous)を例にとる。
桐原書店の「総合英語Forest」の例文は、
★Jack is playing tennis with Bob now.
★These days, I am eating a lot of vegetables.
等。
一方、このテキストの例文は、
★Some friends of mine are building their own house. They hope to finish it next summer.
★Kate phoned me last night. She's on holiday in France. She's having a great time and doesn’t want to come back.
などというように、英文の状況説明がある。
日本の参考書は、現役の中学生でも使えるように、
説明に力をいれ、例文は簡単なものにしているようだ。
この本では、例文自体で使い方の説明を兼ねているところがあり、
頭ではなく体で理解するように作られている。
読んでいくうちにわからせるぞ、という感覚だろうか。
ただし、特に日本人のために作られているわけではないので、
私たちにとってもっともやっかいなことの一つとも言える、
SVOやらSVOC等の「語順」に関しての項目はない。
ある程度、基礎的な文法を習った中級学習者には、
実践的な英文法を身につけられる楽しいテキストになるだろうと思う。