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End This Depression Now! [ハードカバー]

Paul R. Krugman
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

The Great Recession is more than four years old - and counting. Yet, as Paul Krugman points out in this powerful volley, "Nations rich in resources, talent, and knowledge - all the ingredients for prosperity and a decent standard of living for all - remain in a state of intense pain." With characteristic lucidity and insight, Krugman pursues the questions of how bad the situation really is, how we got stuck in what can now be called a depression and above all, how we free ourselves. He has a powerful message for anyone who has suffered over these past four years - a quick, strong recovery is just one step away, if our leaders can find the "intellectual clarity and political will" to end this depression now.

レビュー

"...a thoroughly persuasive polemic against premature fiscal austerity in the wake of a deep recession." Robert Harding, Financial Times "...Krugman divides opinion like no other. To his followers, he's a saint; to his detractors, he's a false prophet with satanic intent." Jeremy Warner, The Daily Telegraph "Krugman...most hated and most admired columnist in the US..." Martin Wolf, Financial Times "It's the sort of book you wish were compulsory reading, and want to quote to anyone who'll listen, because End This Depression Now! provides a comprehensive narrative of how we have ended up doing the opposite of what logic and history tell us we must do to get out of this crisis." Decca Aitkenhead, The Guardian "Loathe him or love him - and Krugman's take-no-prisoners writing style has as many enemies as admirers - it is impossible to ignore him." Ben Chu, The Independent "I hope without much confidence that the book's wide readership includes the UK prime minister and chancellor." Samuel Brittan, Financial Times "Anyone persuaded by Osborne's eulogy of reduced deficits at the Mansion House last week should read Krugman's End This Depression Now! His plea for immediate, universal demand expansion is unanswerable." Simon Jenkins, The Guardian "[Paul Krugman] is one of a golden generation of economic thinkers...that have emerged to dominate the debate about the causes and consequences of slump." The Jewish Chronicle

登録情報

  • ハードカバー: 259ページ
  • 出版社: W W Norton & Co Inc (2012/4/30)
  • 言語 英語, 英語, 英語
  • ISBN-10: 0393088774
  • ISBN-13: 978-0393088779
  • 発売日: 2012/4/30
  • 商品パッケージの寸法: 16.4 x 2.4 x 26.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 洋書 - 20,481位 (洋書のベストセラーを見る)
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9 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 21世紀のニューディール政策を。 2012/8/9
By tomomori トップ500レビュアー
形式:ハードカバー|Amazon.co.jpで購入済み
緊縮財政か財政出動か、という日本人には大変に馴染み深いテーマの一冊。日本についての言及もチラホラ見える。ホラー小説代わりに金融危機分析本を腐るほど読んできた者だが、英米の著者で「ニューディールを!」と堂々と叫ぶのは勇気が要る(ような気がする)。著者が市場関係者だったりすると判で押したように緊縮財政推進派である。クルークマン教授は言う。まるで中世医療だ。弱った体に瀉血治療を施すようなものだ。蛇足だが、リチャード・クー氏の同様の提言に「ポール・クルークマンと同じコト言ってるだけじゃん」とかコメントしていたどこぞのアメリカ人の素人がいたが、逆だ、リチャード・クー氏の方が先だ。
金融マフィアに支配された彼の国では絶対に受けなそうな、もしかしたら最初から負け戦かもしらない闘いに挑んで東奔西走し、いまやアクティヴィスト経済学者と化しているポール・クルークマン教授に敬意を表して、皆さん、ご一読を。「国債暴落!」「ハイパーインフレ!」と懸念している方々も、納得するかどうかは置いといて、高名なノーベル経済学者の分析と見解をご覧になってみて損はないかと。文章が素晴らしく読み易い上に、存命中の有名経済学者たちを名指しで貶す教授の血気と怒りが堪能出来る。「経済学は贖罪譚ではない」という教授の言葉には拳拳服膺すべきものがあると感じた。確かに、清算主義者の修辞には何気に道徳劇的カタルシスがあるが、カタルシス提供は経済学者のお仕事ではない。私はクルークマン教授に一票入れるが、ついでに現代版ペコラ委員会設置も強く切望する。
去年あたりからアメリカでは銃の売り上げが記録的に伸びているそうだ。一ヶ月で300万本売れたとかニュースを聞いた。いいなあ、銃製造会社は景気が良くてー、ではなく、アメリカというのはある部分で刀狩り以前の国なのねぇ、と改めて驚くのである。まあその良し悪しは置いといて。米の銀行重役なんかはボディガード付きで行動しているのだらうか…。
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形式:ペーパーバック|Amazon.co.jpで購入済み
アベノミックスの意味と欧米日本の直面する不況打開策を数字を極力省いて読みやすく書いてある本。説得力があり、日本人としては我が国経済の復権が確実に進んで存在感を高めてゆく方法が説かれている気がして、中韓両国が焦っているのも無理がないとわかる小気味よい本である。
このレビューは参考になりましたか?
By voodootalk 殿堂入りレビュアー トップ100レビュアー VINE™ メンバー
形式:ペーパーバック
オリジナルは2012年リリース。邦訳は2012年7月20日リリース。2013年3月4日、日銀総裁候補の黒田東彦アジア開発銀行(ADB)総裁が、衆院議院運営委員会の所信聴取に臨んだ訳だが、『アベノミクス』の基本概念である、『インフレ・ターゲット』の提唱者であるポール・クルーグマンの最新刊である。

『インフレ・ターゲット』についてぼくが最初に読んだのは、このポール・クルーグマンの2002年1月にリリースされた著作『恐慌の罠』だった。原題は『Japan's Trap』。当時から経済の専門書だけでなく、多くの一般の人をも『ターゲット』とし、著作を次々とリリースしていたMIT出身1953年生まれのポール・クルーグマンが超多忙につきオリジナルな原稿が書けないため代わりに訳者がインタビューし日本語化したものだった。簡単に言えばバブル期の負の資産たる不良債権処理まっただ中であった日本経済についてデフレ・スパイラルを警鐘し、インフレ・ターゲッティング政策を提唱している本だ。つまりは日本銀行や欧州中央銀行(ECB)の施策を徹底批判し、そこが発震地となって恐慌が起こりえない間違いを冒し続けていると述べている本だった。で、この提唱に対して当時の日本銀行はインフレ・ターゲッティング論についてホームページで自説を展開、徹底反論をしていたのだった。

しかしながらそれでめげるようなポール・クルーグマンではなく、その主張は今も綿々と続いていて、今の日銀総裁は銃殺刑に値するとまで発言しているのはご存知の通り。この人は昔から日銀を喧嘩相手に選んでいて、日銀の無策を論破してきた。そのくせ、2009年4月13日には、アメリカ経済は日本より悪化していることを認め、『私たち(なんで『たち』なんだろうな・・・)は、日本に謝らねばならない』とも述べている。実に面白い人だ。

その日銀が今回は『全面降伏』し、国債買い入れ10兆円増額の追加緩和を決めた。インフレ目標を2%とすることも受け入れ、それを含む協定を安倍政権と結ぶことなったのはご存知の通り。正にデフレの10年を経てクルーグマン教授の主張が実現しつつあるのを感じる。そしてこの本のリリースが、安倍政権の直前にリリースされていることも注目すべき点だろう。『2%のインフレ目標』というのは完全にクルーグマンの模倣なのがこの本を読了すると分かる。

ちなみに少し経済の勉強をしている人なら知っていることだが、『2%のインフレ目標』というのは、結構たくさんの国で導入していることだ。以下にメモ書きしてみると、

・アメリカ → 『2%のインフレ目標』→指標は個人消費デフレーター
・イギリス → 『2%のインフレ目標』→指標は消費者物価
・カナダ  → 『2%のインフレ目標』→指標は消費者物価

などだ。この他にニュージーランドもほぼ同じ数値目標を導入している。

ポール・クルーグマンはこれをずっと提唱してきた。1980年代のバブル不況後の日本の経済から既にニュー・ケインジアン的なモデルを使ってモデル化し、流動性の罠に落ちていることを指摘し、デフレーション不況に対する日本政府や日本銀行の対応の遅さを繰り返し批判してきたのだ。

今回の2%のインフレ目標を達成するために、日本はこの本でポール・クルーグマンが言っているように『日本が長期不況から抜け出すための解答自体は極めて簡単であり、お金を大量に刷ること(Print lots of money)で需要を喚起し、インフレ期待を作成することが経済を拡大する唯一の方法』を取るハメになる。つまりアメリカのFRBと同じ事をやることになるのだろう。

ぼくが最も興味が有るのははアメリカ・イギリス・カナダ、そして日本が同じ『2%のインフレ目標』を政府が掲げるとき、世界はインフレをコントロールできるのか、という点だ。今起ころうとしている事象を知るためにも絶対に読まねばならない、しかもとてつもなく分かりやすくて面白い一冊だと思う。
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