地軸を揺るがす超重量級のベース&ドラムとアポカリプティック(黙示録的)な歌詞、プレーヤーの持つテクニック(録音技術を含む)とスルドイ世界認識が相互連携すると、音楽はこれほどの深みにまで到達するものなのか…。これが、1978年リリースの Matumbi の代表的なアルバム「Seven Seals」(邦題は『7 つの封印』)を聴いた時の印象です。当時、パンクとレゲエにハマりまくった生意気な中高生がちらほら居たものですが、私もそういう高校生の一人であり、「Seven Seals」(および Linton Kwesi Johnson のエル・ピー群)こそがレゲエ(つうか音楽)の最終到達点だと信じておりました。当時、巷では Bob Marley のアルバム「Exodus」が流行っていた(TVのCMで流れていた)のですが、「Seven Seals」の音に比べりゃあんなもんカスだよ、と思っていました。
それから 20年以上が過ぎまして、私はずっと「Seven Seals」の CD を探していたのですが、同 CDはとっくに廃盤になっており入手できまへんでした。そんな時に、2001 年に Web 上で本作がリリースされることを知り、即予約&購入。なんと本作には「Seven Seals」の曲のほとんど(2 曲を除く)が収録されており、しかもディジタルリマスタにより音は非常にクリアです。やで、うでしや:-)。ホントは今でも「Seven Seals」単体のリマスタ版が欲しいのですが、まぁ本作でも一応満足です。
ちなみに、70年代後半、Matumbi のリーダである Dennis Bovell は「時の人」であり、パンク(Slits)やニューウェイブ(Pop Group)バンドの傑作アルバムを次々とプロデュースしており、どうでもいいけど、当時、坂本龍一とかいう人のソロアルバム(『B2 Unit』でしたっけ?)中の 1 曲も彼がプロデュースしていたなぁ、と当時を懐かしく思い出します。