90年代にずば抜けた歌唱力で最高のポジションを極め、21世紀に入ると共にどん底まで落とされたアメリカを代表するディーヴァ、マライア・キャリー。それでも少しずつ人気を取り戻してはきていたが、もはや音楽の内容、人気共に復活は不可能だと誰からも思われていたはずだ。
だが、今年のリリースのタイミングが良かった為に、予想もせぬ大ヒットを記録することとなる。2004年のUSHERに提供した3曲のシングルが全て全米1位を記録したジャーメイン・デュプリはマライアと10年以上も製作面でタッグを組むパートナーだ。そのジャーメイン・デュプリがメイン・プロデューサーとなった今作は当然注目を集めることとなる。
ファーストシングルのIT'S LIKE THATはそこそこのヒットに留まったが、アルバムが過去最高の初動売り上げを記録して以来、セカンドシングルのWE BELONG TOGETHERは飛躍的に順位を上げ、通算14週間の全米1位を記録し、自身2番目の記録を樹立。さらに、サードシングルのSHAKE IT OFFは全米2位を記録。アルバムの2回の全米1位を記録し、米国のみで2005年現在で350万枚を記録するという、全盛期に準ずる成功を手にした。
今回はそのスペシャルエディションで、4枚目のシングルの予定となるジャーメイン・デュプリ製作の新曲のバラードや、WE BELONG TOGETHERのDJ CLUE(自身の全米NO'1ソング・HEARTBREAKERの作者)がREMIXしたバージョンなど、数曲の未発表曲が収録されていることが注目されている。これでまたセールスを伸ばしてしまうのは間違いないだろう。