これをはじめて聞いた時は、都会のしゃれたBGMだなと感じた。しかし裏ジャケをみたらあらびっくり。Bob janes(key)/Lee ritnour(guitar)/Nathan east(bass)/Harvey mason(drum) というとんでもないラインアップだったのだ。各メンバーともセンス、テクニックともに最高レベルだ。これだけの人材が集まると普通メンバー間のバランスがとれずにうまく行かないものなのだが。このアルバムではそんな心配は全くない。すごいことだ。メンバー間での自己主張は消去して、ポップな音づくりに職人達が持てる力を結集した。だもんでフィルコリンズの歌も納得の仕上がり。メンバー全員がひたすらエゴを押さえて、考えられうるポップな音像作りに的を絞り、見事にそれに成功した希有な作品だ。ジャジーなスタイルでポップな演奏をする=ベンシドラン/マイケルフランクスに通じるセンスである。ツワモノ達が集まり絶妙のさじ加減で作り上げた最高のコンビネーションと言える。聞いて損はない。ブルーノート東京に来日する典型的なジャズメンたちだ。無印良品と呼んでいただきますよ、このひとたちを。スキーの帰りの関越高速渋滞のイライラ解消にオススメです。