この「SYNDICATE」は約18年前にPCで発売されカルト的人気を博した同名Sci-ficストラテジーのリブート作として話題を集めた作品です。
過去に続編と拡張パック的な追加ディスクが発売されていたようです。
私は初代を遊んだことはないのでこの作品のみの内容で全体を評価しています。
グラフィック:★★★★☆
20インチTVにHDMIケーブル1080iで接続してプレイしていますが、テクスチャや文字の解像度が若干粗いのかメニュー画面の文字がつぶれて読みにくく感じるものが一部あります。
しかし、被写界深度を取り入れた銃のボケやライティングによる視覚効果のおかげで、プレイ中はかなり上質なグラフィックに見えます。
本作はMirror's Edgeのような白や黒といった無彩色に原色を組み合わせた現代的なミニマルデザイン、映画「ブレードランナー」に代表される荒廃したネオンの街並み、映画「マイノリティ・リポート」に登場する打ちっぱなしコンクリートとガラスのみの無機質なSF世界がミックスしたようなアートスタイルです。
サイバーパンクのツボを押さえつつも独特なものになっています。サイバーパンクファンは納得の世界感に浸れるでしょう。
ストーリー:★★★☆☆
チップシステムによって人々が複数のシンジケート(企業連合)に支配され、企業間でのシェア争いが頻発する2069年を舞台に、最新鋭チップシステムDRAT6を頭に埋め込み、肉体改造が施された主人公エージェント「キロ」が様々な派閥争い、陰謀に巻き込まれていくという内容。
英語があまり得意な方ではないので、プレイ後にwikiなどでセリフの和訳を見て内容を理解しましたが、英語が出来ない方でもプレイ中は文字で指示されることは無いので純粋なアクションFPSとして楽しめます。
ゲーム内の演出は、全て主人公視点でリアルタイムに展開します。
ストーリーは半ば強引に感じる人もいるかも?
ゲームプレイ:★★★★☆
難易度はイージー、ノーマル、ハード(ただ今ハードを攻略中)。20のマイルストーン(章)。イージーモード初プレイで1周約6〜7時間ほど。
特定のボスや研究員などの頭からチップを奪うことで、回復能力、身体能力のアップグレードができ、自分好みのエージェントでプレイ可能。チップは全て取ることはできず1周で選択できる数は9つ。
各ステージには、本作の背景や人物の情報を記載したビジネスカードや後述するダートオーバーレイを使うことで見つけることが出来るレジスタンス組織のプロパガンダメッセージなどの収集要素もあります。
銃撃以外のアクションでは、しゃがみによるカバー、カバーポイントの乗り越え、物体に上る、ジャンプ、ダッシュからのスライディング、跳躍、R3(右スティック押し込み)による近接処刑などが可能。
操作系統は一般のFPSとほとんど同じですが、後述するダートオーバーレイとアプリケーションに使用するL2、R2が重要なキーになっています。
本作独自のゲームシステムとして、ダートオーバーレイ(L2)によるスローモーションやアクティブな敵のハイライト、銃撃時の攻撃力アップなどの効果とアプリケーション(R2)と呼ばれる様々な種類のハッキング攻撃があります。
ソロで使用できるアプリケーションには、敵を一時的にダウン状態にする「バックファイア」、敵を自殺させる「スィサイド」、敵を1人味方にする「パースエイド」の3つ。これらのアプリケーションとダートオーバーレイのスローモーション効果が存在することで普通のただ撃って隠れるだけのFPSにはない戦略とスピードが要求されるものになっています。
ソロキャンペーンはステージ数が豊富で、定番の列車ステージやハッキングでエレベーターを操作して通路を開くパズル、エージェント同士一対一の白熱した銃撃戦など。
ただ、ステージに通路が多くで、敵が好戦的なためカバーポイント間の立ち回りが苦手な方は銃撃戦で狭苦しく感じる人がいるかもしれません。
また、本作は4人coopミッションモードをソロキャンペーンモードとは別に搭載しています。マップ数は9で難易度は3つ。選べるキャラクターは個性豊かな男女2人づつの4人です。
セッション参加方法がドロップインドロップアウトなので、ホストがどこまで進んでいようがいつでも途中参加できます。
4人coopモードは、キャンペーンのようなストーリー性はありませんが、ソロよりも多い28種類のチップアップグレード要素に加え、18種類の武器の強化、15種類のアプリケーションの強化、チーム間での(L2)回復システムがあります。
ミッション内容は敵陣に乗り込み敵エージェントの殺害、データサンプルの強奪、施設の破壊など。
個人的にはソロほどのミッションバリエーションは感じられませんでしたが、全体的に難易度が高いおかげでチームメイトとの回復による助け合いやアプリケーションのかけ合いでかなり熱中でき、楽しいゲームプレイになっています。
サウンド:★★★★★
忘れてはいけないのがサウンド。
初代にも使われたメインテーマのリミックスをNEROなどの有名なタブステップバンドが手がけてます。
初代のメインテーマの雰囲気を壊さず、それでいてハイテンポで攻撃的なアレンジが加えられたサウンドトラックは世界観にピッタリで、音楽ファン、タブステップファンでなくとも納得の出来です。
聞き比べた訳ではないですが、銃撃音などの音響関係も良く出来ているように感じました。
Coopモードの体験版が面白く値段が安いので買ってみましたが、製品板のソロも面白く、よく遊んでいます。
ソロキャンペーンは超ド級の大作ではないですが上手くまとまっています。
4人Coopモード(むしろこっちがメイン?)目当てのマルチプレイ大好きな方もいかがでしょう〜?