前作からの変更点をメインにレビューしますので、基本的な評価は『DS1』を参照願います。
Hard CoreとZealotをクリア済みです。
システムは前作をベースに、新武器や新敵と言った基本はもちろん、『ステイシスの自然回復』や『キネシスの有用性向上』『無重力遊泳の追加』等より洗練されたモノになっていました。
肝心の恐怖演出も相変わらずのお化け屋敷演出だが、『天井裏をうごめく足音と叫び声』『扉越しから聞こえてくる一般市民の悲鳴』『パターンは少なかったが、出るぞ出るぞ詐欺』等成長が見られた事は嬉しかった。
ただ前作に比べると通路での戦闘が少なく、逆に大広間に閉じ込められた状態での大乱戦(ラッシュ)の頻度が多い。結果敵の出現にヤマを張りやすく後半は若干マンネリ気味になりました。
あと敵の出現パターンもランダム性はあるにはあるが凄い少なく、パターンを覚えやすく二週目の恐怖感が激減してしまうのは残念(Hard Coreを除く)。
処理の問題だと思うが、敵の死体が一定数新手が出現すると消えてしまう、それだけならいいのだが今作は死体にアタックしないとアイテムが出ないので、アイテム抱えたまま消えられる事があり困る。あと投擲アイテムがエリア移動で消滅する仕様も一緒だったのが残念。
じゃあ詰らないかと言えば『NO』で、あくまで前作の衝撃が凄過ぎて相対的に残念な部分が目立ってしまったが、それでもそんじょそこらのアクションとは桁違いの面白さです。
そして何と言っても今作最大の肝は難易度『Hard Core』。
敵の強さ的には通常の最高難易度(Zealot)よりワンランク低いが、『チェックポイント無し』『セーブは劇中三回』と言うとんでもない設定。
『三回もセーブできるなら楽勝じゃない?』と思ったそこの君!甘いぞ!!
こちとら中学時代にバイオ2を『ノードラック』『ノーセーブ』『3時間以内』の3縛りでプレイしてラスボス直前のリッカーに殺されても立ち上がりクリアした程度の根性はあるが、正直何度も心が折れた。
まず本作はそこそこテンポ上げても6〜7時間はかかるので、3で割っても実質バイオのノーセーブを3周(バイオは頑張れば2時間チョイでいける)やるのに匹敵する労力が必要になる。
アイザックさんも似たシステムであるバイオ4、5の主人公より高スペックだが、敵の強さが『アイザック:バイオ主人公=DS敵:BIO敵』の比例に当てはまっておらずとにかく強い。個体戦闘能力はもちろん、集団襲撃、死角からの強襲等ヤル気満々。もちろん通常難易度ならチェックポイントがあるので詰むレベルではない・・・だがHDではそうはいかない。例え出現パターンを覚えていても寸分違わず処理するのは非常に困難、『死ねない』と言うプレッシャーもありジリジリ押され、ちょっと単体の敵に注意が行こうものならその隙に近付いてきた爆弾野郎と仲良く昇天なんてのもザラ。
ステージにも即死系のトラップが所々備えてあるので、そこを通る時なんてプレッシャーで目まい起こしかけました。
・・・・・・と、はっきり言って少しゲームが好き程度の方々には全く向かない難易度。しかし、だからこそ良い!!
たとえ出現しないとわかっていても『本当に大丈夫か?』と警戒して一歩一歩進み、『残弾を節約するため危険な行動を取るか、安全を得るため弾薬を消費するか』と言う葛藤と『ここで死んだら2時間がパーだ』と言う恐怖を抱き戦い死ぬ。最高じゃないか。
『なんのペナルティも無くすぐ近くで復活』『美麗なCGばかりでやり応えの無い難易度』『まるで接待の様にこちらに気を使う敵』『弾薬を無限に増やせてしまいサバイバリティの欠片も無いシステム』等そんなぬるま湯な設定に飽き飽きしているそこの君!是非これをやってみよう。そして『しまった!』と声に出して悔み、何時間も人生を無駄にしながらもプレイヤースキルを磨き、不屈の精神で立ち上がって欲しい。
全ての操作を完了した瞬間、五指には入る達成感を味わえるだろう。
後半少し感情的になってしまいましたが、それくらい面白かったです。