ブックレットの表示がメチャクチャ、曲が途中からカット、ノイズがひどいなど、なにかと話題のシリーズですが、このドナルド・バード編に限っては音質の向上は望めないにしてもそれほどわるくありません。収録アルバムは以下のとおり。
Disc1
Live at The Half Note Cafe Vol.1;Motor City Scene
Disc2
Off to The Races;Royal Flush
Disc3
Fuego;Live at The Half Note Cafe Vol.2
Disc4
Byrd In Flight;Free Form
板起こし盤なのでしょう、オリジナルCDに含まれているアナザーテイクやボーナストラックは収録されていませんし、また『ライブ・アット・ハーフノートカフェVol.1』冒頭のRuth Mason(ザ・スリーサウンズの名盤『ムーズ』のジャケ写を飾る美人シンガー)による有名なメンバー紹介もカットされています。けれども、60年前後の、大人気盤『フュエゴ』を軸にハードバッパーとしてもっとも勢いがあって輝いていた時期のバードのアルバムが集中して聴けるのはかなりの魅力です。しかもこの値段。これからドナルド・バードを聴いてみたい、または『ブラックバード』以降のフュージョン色の強いバードしかしらない方には特にお勧めです。
酔うならリー・モーガン、テクに感嘆するのはフレディー・ハバード、けれどもいちばんカッコいいのはドナルド・バードとどなたかがいってましたが、そのいちばんカッコいい時代のドナルド・バードの姿がここに収められています。