Eclipse で Java 開発を行っているすべての方にお勧めします。
長年 Eclipse を使用していて、大抵のことは分かっているつもりでした。実際に仕事でも「私より Eclipse に詳しい人」に会ったことがありませんでした。しかし、井の中の蛙だと気付かせてくれた有難い本です。
標準的な使用方法、各種設定、開発手法、デバッグ手法および有用なプラグインの紹介などがされています。Eclipse を使用したことがある方であれば、一通り目を通すだけでレベルが数段アップすると思います。ただし、紙面の関係上サンプル プログラムは簡潔で、詳細については説明されていない項目もあります。興味を持たれた方は、ネットまたは専門書で調べる必要があります。
また、開発を行う際には様々なアプリケーションやツールが必要になります。これらについても、いくつか紹介されています。個人的には、CVSNT、VisualSVN Server などが気に入りました。
付録 CD-ROM には、Eclipse や、本書で紹介されているツールやプラグインの一部が収められています。ネット経由で一から構築する手間が省けて楽チンです。
気になった点を、以下にまとめます。
誤字/脱字が少々(許せる範囲です)。"委譲"と"移譲"が同じページに記述されていたりとか。。。
いまだに CVS や Ant を主力として扱っている。Ant の代わりに Maven を扱うのは時期尚早かもしれませんが、いまどきのバージョン管理は Subversion でなないでしょうか。Subversion については、CVS の説明の後で簡単に触れている程度です。