90年代にフラの「スモールマーシーズ」にはまってからCD化されていることを夢見て、中古屋を捜し回り、CDはドイツ盤でリリースされているが輸入盤屋の店員から「ドイツ盤はあてにならない」と注文を拒否され、諦めて10年経ち、何気なく検索したら本盤が登場、迷わず注文した。前半の「スモール」の楽曲は非常に素朴な音楽なのだが、ものすごくノスタルジックなメロディーと夢のような叙情性に惹きつけられる魅力があり、はまってしまった。特に「サムシングネバーチェンジ」と6曲目が非常に優れた楽曲で、まるで秋空のような空虚さ、寂しさがたまらない。久々にリリースされた新作にも同じような寂しさがあり、一人だけ残ったメンバーの異才を僕は高く評価している。後半はファーストアルバム「インサイレンス」の曲で、呪文のようなボーカルに素朴なバンドサウンドが延々と鳴り響くような殺伐とした内容になっている。レコードで購入したときにはなぜかアルバムと12インチシングルレコードの2枚組になっていた。