本書は,基礎編と応用編に分けて,Eviewsを使った実証分析のやり方を手ほどきする解説書です。著者の皆さんが大学の先生であるためでしょうが,単に「こうすれば,こうなる」という解説にとどまらず,紙面の許す範囲で背後にある計量経済学の理論的背景の解説もされており,理論だけではなかなか頭に入らずに困っている学部上級や大学院初年度の方には非常に役立つはずです。大学であればEviewsはインストールされているところが多いと思いますし,使い方は簡単ですので,個人で持ってなくても,ちょっと学校でやってみるということもできると思います。
個人的には,GMMの章が最もお薦めです。ここで直感を養った上で,Hayashiに進むのも良いと思います。