ETFについて基本的なことはすべてこの一冊で理解できると思う。
だが中盤以降の「具体的な投資方法」や「投資の心理学」の部分は一般論、抽象論が多く、ドルコスト平均法やポートフォリオの分散投資が普通に述べられているにすぎない。
スウィングトレードやポジショントレード、メンタルコントロール、その他の方法では「技術を身につける必要がある」と繰り返し書かれている。ところがその技術を身につける方法については何一つ書かれていない。結局は読者自身で判断するようにと曖昧な表現に終始している。読者としては具体的な行動指針を少しは示してほしかった。
一番ページ数が多かった2章は世界の資産運用会社の紹介やアメリカの昔の株価に関する説明など余計な記載も多く退屈だった。
ETFの知識本、商品のラインナップ本以上の価値はない。3月以降、東証や大証から多くのETFが登場している。それ以前に書かれた本書はラインナップ本としての価値も減少している。