フランスにはそれほど関心のなかった私ですが、中村江里子さんの発信する情報に刺激されてどんどん深みに(?)はまっています。ホテルの朝食やカフェでのブランチに何よりも至福を感じる私にとって、この著書はいろんな点でその願いを満たしてくれるものです。
あくまで「Eriko的」がポイント。優雅で気品があり老舗だけれど、肩の凝らないカジュアルさも大切にしている〜それが下町のカフェであっても、ヨーロッパの古い歴史に裏づけされた落ち着きを醸し出している〜これは彼女自身が大切にしている、そうありたいと願っている生き方、ライフスタイルを表しているように思えます。
カフェと彼女の関わりがところどころに書き記されているのですが、「あぁ、彼女は、ともすると理解しがたく孤独に陥りやすい異文化の中で、その中心であり人間関係の最も混在するカフェであえて1人で過ごす時を持つことによって、こうして自分なりの心の癒し方を見い出しているのかもしれないな〜」と思わされました。
実用書としては、写真がとても美しく全体に統一された雰囲気でよくまとまっています。まさに目で楽しむガイドブックでしょう。
また、営業時間を見て、さすがフランス人の集まりは夜の8時から(?)と言われるように、カフェでありながら深夜1時、2時までオープンしているところが圧倒的に多いことに今さらながら驚かされました。ただ、地図は全体図があれば尚良かったです。
もう少し細かいことに言及させていただくなら、江里子さんの髪型にもうひと工夫欲しかったです。ファッションに合わせてアップにするとか一つに結ぶとか。
今後の希望としては、子連れで入れるカフェ、レストランや、南仏などにも出向いていただき彼女の視点で紹介していただきたいですね。期待しています!