プロジェクターを買おうとするくらいの人は、BS・CS放送をとてもよく観るか、DVDレンタルをじゃんじゃんするかのどちらかにあてはまるようなので、DVDをこのプロジェクターで観ようとする際の「超解像」について一言いいましょう。
DVD(SD画質)をハイビジョン画面で見ようとすると必ず変換を行わなければなりませんが、出たてのころのHD液晶テレビは、プロセッサーの負担を最小限ですませるように、機械的に等間隔で画素1つを4倍位に拡大して行くという変換をしていました。このようなHDテレビではDVDがボケて見えます。それから、アップスケーリングが行われだし、画素1つ1つがSDの元の色に対応するようになりました。もうこの時点でDVDは、SDプロジェクターで見たのと同じ位ボケない画質で見れるようになりました。今売られている10万円位以上のHDプロジェクターはSDプロジェクターに比べて、ほとんどボケない画質でDVDが見られると思います。
そして更に、SDプロジェクターでDVDを見る以上にクッキリとDVDを見られるようにするのが「超解像」です。「超解像」をかけるとクッキリ感が強まるのはもちろんですが、とくにスーツのエッジがックッキリして、口紅の塗りムラがよくわかるようになります(AVじゃないよ)。DVD(blu-rayではない)字幕の黒いフチどりのギザギザがよりギザギザしてしまうということがまあ欠点です。「超解像」5まである中で僕はたいてい「2」にしていますが、ソフト自体のクッキリ度が違いますので、それによって「超解像」も変化させます。
他に気付いた点は、やはり明るくなっています。ファンの音がほとんどしない「シネマ」モードでも、SDプロジェクターの盛大にファンの音がした「ダイナミック」モードくらいの明るさがあります。明るさはやはりリアリティーを強めるので、車が走ってくる場面ではあわてて逃げようと思ったりしました。
かんじんのHDソースを見ると、やはり極めてクッキリ見えます。フォーカスの甘さは全くありません。AV REVIEW1月号(プロジェクター大全)でのサンプル写真でいえば、ソニーの150万円位のプロジェクター(VW1000ES)のイタリアの寺院の写真くらいのクッキリ感があると思います。
今は、高額の買い物をした何と言うか後ろめたさのようなものがなくなってきましたので、まあ買ったことに満足しています。