まずはややこしいことに同じタイトルの前作がありますので、初見の方は注意です。
そのためかタイトルに当時も途中から付け加えられた「夢を抱きしめて」のフレーズを入れて区別されています。
20年以上前の作品、取り立てて面白いかと言われればそうでもないのですが、DVDなので手軽に観られる点がよいので購入しました。何せLD−BOXは奥に仕舞いこんであり、重いやらプレーヤーの配線やら観るのが大変なんで。
とりあえず第1話視聴。
・・・画質が粗い。
ビデオテープに録画したのを観ているかのよう。
こんなところにまで懐かしさを感じさせてくれなくてもいいんですが。
フェナリナーサの王様の語りで始まるあたりは前作の続編を強く感じさせてくれ、どっちも好きな自分に良し。
端々にメカニカルな描写があるのも時代というか当時のスタッフの遊び心を感じます。
地上にはもう夢も希望もほとんど無く、夢を信じない人には魔法も効かず、モモも地上に出るために魔法を使いきり、あとは大人に変身する魔法が残るのみ。
本来ならこれからモモが活躍して人々に夢と希望を思い出させ、夢の国復活へと進む第一歩なのですが、終盤はひたすら絶望へと突き進む展開なので、最終話を知っている者としてはかえってモモの底なしの明るさがつらいです。
さらに地上でのモモの両親となる夫婦も、…となるので以下同。
懐かしさとモモのかわいさでOKですが。
商品形態としましては、廉価版なだけあって安っぽい作りです。
4枚組みのDVDとしては安いのかも知れませんが、15000円の商品と考えると、もうちょっと装丁を工夫できなかったのかなと。
書き下ろしイラストはBOX表のみ。
中身がトールケース2個なのですが、ジャケットは劇中のシーンを切り貼りしたものに留まっています。こっちが裏かと思いました。
作品の解説書としては紙の1枚も入っておらず、単純に視聴用に特化。
不満な方は古本屋を数件廻ってムック本を探すことをお勧めします。
ジャケ絵のためにLDは…さすがに今さら無理ですね。
1,2枚目が6話収録、3,4枚目が5話収録で22話。
全65話なので3分割するための構成なのでしょうが、ディスクの入れ替え頻度を少なくしたいので出来れば6話ずつ入れて欲しかったし、そもそも3分割じゃなく1箱でスリムケースに入れてコンパクトにしてもらいたかったです。
一気に高額を支払うのに躊躇する方もいるでしょうから、販売する側としては分けた方がいいのかもしれません。
でも、せっかくの全話リリース、1箱に収まっている方が観たい回をチョイスするのに便利ですから。
さらに加えて最終巻にはOVA2作も欲しかったし、ノンテロップOP・EDはまとめて同じディスクに収録してくれれば通しで観られるのにこれも前後期で分割。
不満要素もありますが、自分はムック本もLD−BOXも、動画王vol.2(1997年刊、解説読み応えアリ)も持っているのでこれ以上多くは望みません。
懐かしさに惹かれる方にはお勧め。
新規の方にも観ていただきたいですが、まずは前作のミンキーモモからと言いたいところ、でも今作のみでもあまり問題なく見られます。途中説明が入りますし。
ただしお気楽なハッピーモノではないので最終回に後味の悪さが残るかもしれません。
それも含めてがこの「魔法のプリンセス ミンキーモモ〜夢を抱きしめて〜」の魅力といえます。
興味があって、とりあえず1巻から、という方には分売もいいのかも。