「宇宙戦艦ヤマト」と云う作品については、今更私があえて語る事もないと思います。この商品についても多くの方々が語ってくれていますし、ちょっとネットで検索すれば、賛否両論、嵐のような情報量が襲ってくるはずです。よって、ここでは作品論については割愛します。
私は、TVシリーズパート1のブームが始まった時からの、現在進行形のヤマトファンです。もちろん、この映画についても深い思い入れがあります。もう、盲目的にに愛している作品です。ダイジェスト版ゆえの食い足りなさなどありますが、気軽にヤマトのエッセンスを堪能するのに良いですし(もちろんTVシリーズを通して鑑賞するのが良いのですが、うかつにTVシリーズを観始めると、全26話、TVの前に縛られてしまいます)、これからの方にはヤマトシリーズの体験版として機能するコンテンツです。
まずこの商品で評価したいのは、廉価版の再発売にもかかわらず、新規の原版を作成している事です。もちろんこれは「復活篇」のタイアップで特報を収録するための措置だったのでしょうが、工場に保管されている旧版のくたびれたスタンパーで再プレスされる事を考えれば、ずっとありがたい事です。
そして、フルプライス版から一気に下がった価格でしょう。その分解説書がなくなってしまいましたが、許容範囲です。
また、音声が劇場オリジナル版モノラルと、VHD発売時のステレオリミックスがマルチ収録されていたのは資料としても評価が高いです(LD版はステレオ音声のみ)。
対して問題点が、中途半端な画面サイズ。フィルムサイズの4:3ではなく、かといってビスタサイズでもない、オリジナルフィルムから上下を少しトリミングしたものは、やはり据わりが悪いです。劇場公開時がどうだったかは記憶にありませんが、オリジナルであるTVシリーズが4:3の画面比で演出されているのですから、これで収録して欲しかったです。
さらに、画質。シーンにもよりますが、あまりにも酷いフィルムの粒子感は何でしょう。ざらざらなんて生易しいものではありません。見るに耐えなくなって、途中で鑑賞を断念しました。以来、ずっとLDで楽しんでいます(LD版は、綺麗です)。
新しいヤマトファンの入り口としてお勧めしたいのに、自信を持って紹介できないジレンマ。とりあえず画質にそんなにこだわらない方にだけお勧めします。そう云った方には、★5つの価値がありますが、映像にこだわる方には、★2つです。私は、いつか発売されるであろうBlu-rayソフトに期待したいと思います。