まず、エンドゲームの基本を記述した青色印刷部分ですが、この第2版の2006年における第1刷では色が薄くて読みずらいということが各所で指摘されていましたが、2008年の第2刷(もちろん、内容は第2版のまま)では、薄水色から藍色に近い、くっきりはっきりな印刷に変わっていますので、読みずらいという心配はなくなりました。
内容については、まだ全部読んでいないのですが、変化をひたすら書いている、というよりは、むしろ、しっかりと文章による説明もなされています。また、少なくとも青色印刷の基本部分は、わたし(USCF 1600+)も含めてレベルがまだ高くない人にも十分理解可能だと思います。なにより、エンドゲームにおいて、強くなるために最低知っておくべき基本のポジションとアイディアが厳選されているので、すべてを理解できないかもしれませんが、手に入れて、少しづつ学んでいくのがよいと思います。
同種のもので、ややレベルが低いもの(USCF 1500以上、中級向け)には、GrivasのPractical Endgame Play: Mastering the Bisicsやde la Villaの100 Endgames You Must Knowがあります。どちらも言葉による説明も多く、基本から書かれています。しっかり練習をしたい人は、RosenのChess Endgame TrainingやHallのEndgame Challengeが問題集として使えます。中級レベルです。
初級の人(USCF 1000以上)は、Pandolfini's Endgame Course, SeirawanのWinning Chess Endings, SilmanのEndgame Courseなどから始めるとよいと思います。
特定のエンディングに関しては、Starting OutシリーズのPawn Ending, Rook Ending, Minor Piece Endingもわかりやすくてよいと思います。初級のコースをどれか読み終えたら、チャレンジしてみてください。また、EmmsのSurvival Guide To Rook EndingsとMuller & LamprechtのSecrets of Pawn Endingsは中級以上ですが、持っていて損のない本だと思います。