一日で読み終えてしまうほど、どんどん引き込まれしまう、そして内容はとても重圧感があります。
ケント モリさんの生い立ちから、どうしてダンサーを目指してきたのか、どのようにして
ダンサー経験を積み重ね、そしてマドンナツアーからマイケルオーディション参加に至るまでが、
詳細に書かれています。
マイケルオーディションに関しては、彼がどのようにしてそれを聞きつけ、オーディションの様子、契約、そしてThis is itに参加したい、とマドンナに交渉をするそれに至るまでを、事細かに一部始終書かれています。
彼のマドンナに対する思い、マイケルに対する思い、いかに彼がマイケルを愛しThis is itに
参加したかったか、その思いをどうしてもマドンナに伝えたい、それがゆえでマドンナとの
直接交渉にまで踏み切った、This is itの契約にサインをしなくてはならない期限48時間以内にこんなドラマが存在したとは知りませんでした。
”日本人でオーディションに受かったひとが一人いたけど、彼はその時マドンナの契約下にあったのでThis is itには参加できなかった”
それは知っていましたが、彼がここまでマイケルを愛し、何が何でもThis is itに出たい
という強い思い、そしてそれが結局叶わなかった、この彼の情熱とマイケルに対する愛には
涙が止まりませんでした。
とくに、This is itに参加できないことが最終的に決定打になった時、ケントさんが、
”マイケルをどれだけ自分が愛しているかということをマイケルに伝えて下さい”
と、This is it契約担当者にもう一度電話をかけた、というエピソードには心を打たれました。
このオーディションに受かった日本人がまさかこれほどまでにマイケルを愛していたかということは誰も知らなかったことでしょう。
私は自分のことのように彼がThis is itに参加できなかったことを悔しく、そして残念に思いました。
しかしこれはマイケルとマドンナとThis is itの話だけではありません。
彼の家族との話にも心を引き付けられました。
おじいさまとの素敵なエピソードや思い出、彼のダンス人生を応援してくれている家族
との深い繋がり、ケント モリさんの優しい人柄や”思いやり”というものが随所に見受けられます。
彼のような孫を持ったおじいさまはとても幸せだなあ、と、涙があふれてきました。
このお話を読んでいるだけでも心が温まります。
ただただアメリカで好きでダンスをしている、彼はそれだけではないことがこの本を読むとよくわかります。
私がこれ以上レビューで説明すること(必要)はありません。
是非オススメしたい本です。