Dr.ハウスの「強烈な個性」が物語の中心にあるおかげであまり「医療ミステリー」という感覚では見ていないのですが、作り手側の意図は明らかです。
主人公の名前はHouse=「家」ですが、その類義語はズバリHome=ホーム(ズ)。
そして名探偵シャーロック・ホームズには相棒、ワトソン氏が不可欠です。
そこでDr.ハウスの相棒(?)にして唯一の親友(かつ最大の被害者)にはDr.ウィルソンという名前を付けるあたりには遊び心を感じますね。
それとご丁寧なことに主人公が薬物の依存症であることも同様。
ハウスが強力な鎮痛剤”バイコデン”をラムネ菓子のようにポイポイと口にするシーンは欠かせないシーンになっております。
それと図らずも、主演のヒュー・ローリーは名探偵ホームズの故郷、英国出身。
ただし物語ではハウスは生粋のアメリカ人の設定で、これはヒュー・ローリー氏の演技力の賜物でしょうが全く気付かない。
事実、送られてきたビデオテープのオーディションでも誰も彼が英国人であるとは気づかなかったそうです。
でも、トークショウなんかでのローリー氏の普段の会話を聞くとモロにブリティッシュイングリッシュなので驚きます。
ハウスは弾丸のようにしゃべるので最初は苦労したそうです。
でも言葉の量よりも内容の方が問題で、ハウスの発言内容は日本語版を作るにしても字幕でも吹き替えでもかなり苦労するのでは?
というのもセクハラ発言は当たり前、人種差別もなんのそのといった彼の言葉はとても「政治的に正しく」ない内容がてんこ盛りなのです。
ただ、その「過激」な発言内容が実は我々の心の中に浮かぶ「本音」であったりするわけでこの点が彼を憎めない理由ですね。
先日無事、第5シーズンが終了。いよいよ長期シリーズの仲間入りといったところですが、その分難しさもありそう。そろそろ「ハッピーな」Dr.ハウスを見たい気もするのですが・・・。