急逝したヒース・レジャーに代わってジョニー・デップ、ジュード・ロウ、コリン・ファレルが一部のシーンを演じて完成したファンタジー映画。物語は複雑で、わかりづらいものなので観る前にあらすじを一通り読んでおいた方がいいかも。
見世物をしながら各地を巡業していたDr.パルナサスと仲間たち。ふとしたきっかけで死にかけていたトニーを助けることになる。雀の涙だった収入もトニーの商才で大きくなるパルナサス一行。大道芸人たちのやり取りが描かれる。助け合ったりときには衝突したり。どこの馬の骨かもわからないトニーを仲間に物語は膨らんでいく。
パルナサス一行がもつ不思議な鏡。人の欲望を映し出すその鏡の中の世界はまるで絵本の中のようだ。現実の世界と空想の世界が混じり合い、その対比は本当に不思議な世界へ足を踏み入れているかのように感じさせる。カラフルでイマジネーション溢れる鏡の中の世界は壮大で煌びやか。そこに人の心が関わってきていて意味深い。
Dr.パルナサスと仲間たち。それぞれのキャラクターに重みが置かれ、みんなが主人公。それぞれに物語の結末があり、一言では言い表せない映画。Dr.パルナサスの娘の幸せを願う心が印象的でした。