ヒース・レジャーの遺作というだけではなく奥深い作品です。
しかし彼もカメレオン俳優の異名を持つだけはあると思いました。
前作の大悪役や平民騎士役(私が好き)すべて、彼が演じているのに別の人のように思えます。
パンフにありましたが、ギリアム監督はトニー役にヒースを抜擢したかったが彼は忙しそうなので他の人を考えていた。
けれど例の大悪役の撮影でヒースがロンドンに居るときギリアム監督もロンドンでこの作品の絵コンテつくりをしていてヒースから僕がトニー役をやってもいいかな?と描かれたメモをもらったそうです。
トニーを演じる彼はとても活き活きしていて あぁ、この役やりたかったんだなぁと思いました。
ジョニー・デップ、ジュード・ロウ、コリン・ファレルの演じるトニーはとても一人一人独特で素晴らしかったです。けれどヒースの演じる何人ものトニーの演技も見てみたかったと思いました。
鏡の中の世界は美しく奇妙で不可思議でシーンによってはやわらかく優しい印象もあり、暗く恐ろしい印象もあり、現実に近い悍しい印象もありました。(この時の子供が唄う歌が恐かったです)
ギリアム監督は多くの作品を手がけていますが、それぞれがギリアム監督の世界観が詰め込まれた名作だと思います。他の作品とあえて比較する必要はないでしょう。
彼は映画を撮る度に何故かさまざまな苦労と困難に立ち向かう羽目になっているのですがそれについて知りたい方はパンフを見ると良いと思います。
私的にはアントンがもっと出張って欲しかったです。彼かわいそう。
最後のシーンが彼であるかを2回観に行ったのですが確認できなかったので、DVDで早く確認したいです。
ちなみにPG12になっているのは未成年がタバコを吸うシーンがあるからだそうです。