今まで以上にポップで流れ良く聴きやすいのに、結局息を詰めて聴き入ってしまう。踊りたいのに泣けてきて、感動のあまり笑う、すごいな、このアルバム! 理由のない虚無感に音楽は理屈をつけてくれる。どれも素晴らしく、依存気味に御馳走になるばかり。そんなつまんない自分にがっかりする時もままある。 でもサカナクションはなんか違う。CD買って聴くだけなのに、参加してる気になる。これには私も一枚噛んでるんだって、幸せな勘違いをさせられる。難解でも正直な歌詞への共感のせいかな。バンドの志の高さに感化されちゃってるのかもしれない。 サカナクションが鳴る世界、変わるのか、期待が焦りが昂揚が、泣かせるし笑わせる。ついでにやっぱり踊る。 サカナクションが鳴る車中、いつもの帰り道、ぎょっとするほどかっこよくPVか映画みたいに見えた。興奮で昨夜はちょっと眠れなかったし眠っていられなかった。 やっぱりすごいよ、このアルバム!