php歴5年で、PythonのDjango案件が発生したために購入。
■取り扱っているDjangoのバージョンが古いことによる影響は軽微
レビュー執筆時点(2011/04/03)で、発刊から2年が経ち、最新のDjangoは1.3系になっている。
この書籍で取り扱う1.0系とはバージョンの乖離がある。
とはいえ、書籍内のほとんどのソースコードはほぼそのまま動く(一部修正必要)ため、
古いからと言って敬遠する必要はなかった。
私は1.2.5というバージョンで書籍内のチュートリアルを試したが、
CSRF対策のコードが抜けている以外は特に問題ないと思った。
できればサポートサイトで最新版に関する注意事項を記載して欲しいとは思う。
■ソースコードをすべて掲載しているわけではないので、ネット上のサンプルコードを見るべし
また、Chaper 4の章題の下に「すべてのコードを説明しきれないので、ネット上のサンプルコードを見てください」とあるが、
そんな重要なことをそんな場所に書くべきではないと思った。
実際に書籍だけを見ていても、コードが動かないことがあり、書籍のコードとサンプルコード見比べて修正する必要があった。
ネット上のサンプルコードには日本語のコメントが事細かに載っているので、書籍よりも詳しかったりするが、
書籍とコードが違う部分もあったり、Chapter 4のコード内にChapter 5の内容が混じっていたりと、ややいい加減。
■書籍を鵜呑みにしない、それなりのプログラミング力がある人にはオススメ
基本的な使い方と、ユーザー管理、ログイン、セッション、メール、などの基本機能がひと通り試せるため、
DJangoの入門書としては私は満足しているが、
バージョンの差異やコード解説の不備など、すこしばかりつまずくポイントはある。
そういう意味で、書籍がおかしかったらそれを独力で解決できるようなスキルがあるような
ある程度のプログラミング力がある人にはDjangoの入門書として問題はないと思う。
Pythonを少しかじって、Djangoを含むフレームワーク初心者など、そういった方は、
Django 1.1 日本語ドキュメントのチュートリアルをひと通りやってからこの本を見てみるといいと思う。