帝王SLAYERのアルバム通算6作目。
SLAYERがSLAYERとしてアルバムをリリースする度、ことごとく名作「Reign in Blood」と比較されてきたが、メンバーが「このアルバムはあえてReign in Bloodを意識して作った」と言うように、ある種リスナーやレコード業界そのものに対して「皮肉」をもって作られたこのアルバムは、「帝王」SLAYER以外の何物でも無い作品となっている。
前作をもってオリジナルドラマー(現在は復帰しているが)デイヴ・ロンバードが抜け、ポール・ボスタフが正式メンバーとしてこの作品に携わったわけだが、無論、帝王は手を抜く事を知らない。M-1から超変拍子+ハイスピードナンバーで聴く者を圧倒してくれる。是非聴いて欲しい一枚だ。
スピードと極悪リフだけではない。帝王だからこそ、このクールさを計算して世に送り出してくれる。カッコいいではないか。
(ただ、ドラムの激しさは変わらずとも、カラーはかなり変わっている。新任のポールは激しさの中にかなりの正確さが現れていて、デイヴの様な荒々しさは感じられない。だが、デイヴの荒々しさや生々さが帝王のカラーでもあった為、賛否両論あると思うが、聞き比べてみるのも面白いと思う。)