Husker Du〜SugarのBob Mouldによるソロ8枚目。
ソロではフォーク・ロック、ロックン・ロール、80sエレクトロなどを加味した
味わい深いソングライティングを聴かせてきた彼だが、
今作は久しぶりにSugar時代を思わせる、歯切れのいい清涼感あるギターサウンドが戻ってきた。
適度にスカスカしたつくりやどこかねじれたポップ感は、さながらSugar meets Pixiesといった感じ。
シングル曲「The Silence Between Us」や「Stupid Now」「Who Needs To Dream」
「Return To Dust」はSugarを彷彿させるパワー・ポップ。
「Again And Again」「Miniature Parade」「Walls In Time」は
「Automatic For The People」のときのR.E.M.みたい。
彼なりのエレクトロ・アプローチの「Old Highs New Lows」「Shelter Me」もいい感じ。
Angels & Airwavesなんかとは違う、ベテランらしい余裕を感じさせる。
最近の若手のようにやたら複雑で詰め込んだサウンドに比べると
非常に風通しがよく、行間を楽しめるつくりになっているのがいい。
ここ何作かのうちでは間違いなくベスト。
これを機会に彼のことを知らない米ギターロック・ファンにもぜひ知ってもらいたい。