スウェーデンのゴシック・ドゥームバンド
1998年の3rdアルバム
近年のアルバムのようなプログレ的なリズムはありません。
これより前のアルバムのような切羽詰った絶望感は無いかもしれません。
余計な贅肉を削ぎ落としたような、簡潔に心に響くゴシックらしいわかりやすい憂鬱感。
そういう面で、バンドの中でも特にジメジメしたアルバムだと言えるかも。
喜怒哀楽で言えば哀の感情。喜びも怒りも無くひたすら悲哀。
まぁこのアルバムを知ることが出来た事には喜びですけど!
フューネラルドゥームのような壮大で叙情的なものは無く、
4,5分の曲が大体で、きらびやかなアルペジオがあろうとも閉鎖感があるという。
Jonas Renkseの覇気の無い陰気なボーカル…って表現すると悪そうに聞こえるけど、
そこが良い!!
デスヴォイスやシャウト等を廃して憂鬱に歌うこのスタイルは、
このアルバム以降もずっとKatatoniaの路線として定着してる。
デスヴォイスというのは聴いていてどうも暴力的なイメージを受けるものであるからして、
根暗で陰鬱なロックの歌い方っつーもんは、
このアルバムのような歌い方が最も適した表現なのかな。
ゴシックロックの特徴のように、シンバルで強くリズムを取った8ビート。
激しさを削ぎ落としてた暗くひたすらシンプルに刻む低音リフのリズムギターと、
クリアに優しく響いたり強く悲痛を叫んだりするメロディのギター。
興奮とは違う、悲しいメロディで心揺さぶされる!
心をキュウキュウさせたければ聴くべし!!
持っていませんが、リイシュー盤では、ボーナスで2曲追加されているようです!