これまでDirectX9でプログラムしてきました。手っ取り早くDirectX10/11の情報を得るために買いました。
ゲームや3Dアプリ製作に必要になる項目(3D描画、サウンド、入力など)は網羅されています。
またFBXデータを読み込んでのスキニングメッシュアニメーションにも触れているので参考になるでしょう。ただし本書ではFBXやその周辺コードについては解説がありませんので、ダウンロードできるソースコードに期待でしょうか。
ちなみにFBXはバージョンごとにAPIが変わりまくる非道仕様ですがその辺について触れていないので(どのバージョンのFBX SDKを使うかもさりげなくしか記載がなかった)、注意が必要です。
他に気になった点としてシェーダのコンパイルまわりで、なぜかテクニックを使わずに同一のHLSLファイルを二回読み込んで頂点シェーダとピクセルシェーダを別にコンパイルしているところです。ここはちょっと不思議なところです。
また、フォントまわりについてもDirectWriteに言及がなく、逆にD3D11では文字列描画機能が無くなったと書いてあるなど(本書の発行日より以前にリリースされているJune2010のDX SDKにはDirectWriteの記載があります)、ややDX11世代へのキャッチアップがなされていないような印象を受けました。
コンピュートシェーダとGPGPUへの解説もあり、内容自体は多岐に渡っています。とりあえずは本書をざっと読んで全体像を網羅したら、DirectX SDKのドキュメント(MSのサイトには日本語版があります)を読むのがちょうどよいと思います。