人間は誰しも完璧ではないし、側から見ると本当におかしな間違いも
よく犯しているのだと思います。
そんな人間がリアルに描かれている小説です。ストーリーはとても
現実的で物語的に教訓や奇跡などが描かれているわけではありません。
普通の人間の日常がそこにあります。
弟を過剰に意識してしまう兄や、夫が家を出ていってしまったことを
なにげなくやりすごそうとする主婦。
ストーリーを聞いただけではすごくつまらなく聞こえてしまう話なのに、
とても魅力的な文章なのは、冷静な視点とふとちりばめられたユーモアの
ためなのだと思います。
読む価値のある本です。