ここで言うシークレットフォーミュラとは、新しい手段を用いた暗号化のことで、そこには国際的な権力バランスを変える力がある。読み進んでいくうちに、暗号化の技術が分かるようになるのがこの本のおもしろいところの1つで、フィクションとは言え、これを読めば、クリッパー・チップやプリティ・グッド・プライバシー(PGP)のように、実際に使われている暗号技術をめぐって繰り広げられる政治的な闘争を、より深く理解できるようになる。
ジェームズ・ボンド顔負けの、グローバルなこの作品の実際の戦場はサイバースペースで、そこで「爆弾」(新規の暗号化アルゴリズム)が炸裂する。細かく見ていけば、確かにプロットに多少の欠点はあるが、その点は、作品の巧妙さとおもしろさによって十二分に補われている。読者を飽きさせない紆余曲折、暗号化、暗号解読、そして国際政治のなかでそれらが担う役割に関する驚くべき知識がたっぷり詰めこまれているのだ。軽食を傍らに用意して、昼夜をとおして一気に読んでしまいたくなる1冊だ。(Amazon.com) --このテキストは、 ペーパーバック 版に関連付けられています。
登録情報
|
ヘンな名前の日本人は気になったが、のっけからスピード感のある展開でハラハラさせる手腕は☆☆☆☆☆。
頭は切れるが気が優しくてちょっと頼りないヒーローと、美人で気の強いヒロインの組み合わせは相変わらずのパターンだが、私はけっこう好きなので☆☆☆☆。
黒幕は誰だろうと思いながら読んでいくとけっこう予想どおりの展開には☆☆。
読み終わってすっきりはしたけど、「Angels & Damons」「Da Vinci Code」の時のように、歴史上の壮大な秘密を垣間見た みたいなお得感は無かったので☆☆。
それでも読んでる最中はかなり楽しませてもらったので総合☆☆☆。
|