人間の体は復元力を有しているため(恒常性)、診断の小さなエラーは見逃して疾患は治癒することがあります。また、竹槍でも倒せる相手にミサイルを用いれば必ず倒せます。しかしながら、副作用や医療経済を考えると、できるだけ通常兵器で戦うのが常道です。そのためにも、診断をきっちりとつけることが大切です。本書は、検査特性、オッズ比・尤度比などの基本概念を説明した上で、虚血性心疾患、急性下痢、尿潜血、痴呆など内科医なら誰でも遭遇する一般的な問題に対し、診断work-upの基本的考え方・進め方を根拠に基づいて合理的に説明してくれます。