とにかく1曲目を聞いて下さい。アドレナリンがも噴出します。
少数派だと思いますがスレイヤーで一番好きなアルバムです。
というかこのアルバムの「音」がすごく好きなのです。
パンテラテイストのヘビーグルーヴ系が当時シーンで人気があったので、
当然このアルバムも無縁ではないわけですが(たぶんこのアルバムの評価がいまいちな理由)
スラッシュメタルの音の核である「ズオン」っていうギターとベースのユニゾンは、
むしろヘビーグルーヴ的アプローチとの組み合わせの中でこそ際立つように思います。
そしてこの効果を引き出しているのが以前のアルバムと比較して格段に向上し、
かつ、現在の水準で見ても、全く聞き劣りしないサウンドプロダクションにあります。
特筆すべき要素を2つ挙げると、
まず1番はタイトで重みのあるポール・ボスタフのドラムです。
スピードを殺しかねないスレスレのバランスで鳴る「ドス」っという重たいバスドラと
「ドシャ」っとうこれまた重たいスネアの音が、唯一無二の破壊力のある音像を作り出し
文字どおり、最高にメタリックなリズムを紡ぎ出します。
そして、2番目はこのアルバムと次の「Got Hatesus all」で最高潮に達する
アラヤの高音シャウトヴォーカルです。SODOMなんかもそうですが、リフばかりが注目される
スラッシュメタルにあっても、その攻撃性を担保しているものは、魅力的な叫び声なの
だとつくづく思わされます。
「速いだけ」に飽きた人に特にお薦めしたいアルバムです。