ボーカルのSIONさんのブログが超面白くて、つい、CDまで買ってしまいました。
これが実はなかなか良いです。ヘビー級のサウンドに囲まれながらありそうでなさそうな不思議な世界。ゴシックロック、格好良いです。
1. ROYAL
硬質なエレクトリックサウンド、重量感のあるサウンドに儚げなSIONのボーカルがふわふわと浮きつつ絡んでいって、やがて怒涛の如く押し寄せるサウンドとサビコーラス。独特の歌詞も面白いです。曲中で繰り返される「Hodie Chrisutus natus est」は、ラテン語で「今日、キリストはお生まれになった」の意味でした。黙示録のような曲ですね。
2. Rose of Misery
一転してノリノリのサウンド、これはライブでは盛り上がります。切ない乙女心がダイナミックに歌われています。ロックにシンフォニックサウンドが上手く載っていてドラマチックに仕上がっています。
3. ZODIAC
今度は重量級のサウンド、不安感をどんどん煽っていくメロディーとへヴィサウンド、歌詞でリスナーを暗黒の闇へと引きずり込んでいきます。ちなみにZODIACは、黄道十二宮という意味で、生まれた月日によって12の星座に分けて運勢を占うものだそうです。抗えない運命に対する歌、かな。
4. 黄泉平良坂ラブロマンス
スピード感のあるサウンドですが明るくはありません。ラブソングだけど、独特の哀愁あるどこか懐かしい歌謡曲のようなメロディーが聴けます。黄泉平良坂(よもつひらさか)は、黄泉への入り口として島根県東出雲に祭られています。死して腐敗し変わり果てたイザナミからイザナギが命からがら逃げた場所でもあります。
5. 架音
荘厳なストリングスに彩られた曲です。クラシック、オペラが感じられます。聖書のような歌詞を書くSIONさん凄い。教会のイメージ。
6. SANCTUARY
この曲もストリングス、コーラスが荘厳です。クラッシクを感じさせる曲の中で、中世的なメロディー、ワルツのリズムが独特です。聖域について歌っているのですが、描かれているのは少し怖い世界。
7. Raisondetre
荘厳なイントロに導かれてメタルサウンドが突っ走ります。独特の暗いメロディーと難解な歌詞も秀逸。曲タイトルはフランス語で「存在理由」という意味です。
8. Patient
ミディアムテンポでリズムを強調した曲です。サビからのメロディー、ギターのツインリードも加わったドラマチックな展開が良いですね。SIONさんの歌がかなり強調されており、堪能できます。
9. 論破セクスアリス
ギターのカッティング、突き刺すようなバッキングが格好良い。ベースプレイもチョッパーやメロディラインがイイ感じです。ダークな雰囲気を纏いながらミディアムテンポでどんどん胸に迫ってくるような曲調が格好良い。儚さ、憂いのあるSIONさんのボーカルが素晴らしい。
10. BLAVE
一転してPOPな感じ。ダークな曲が続いたので凄く安心します。途中からどっぷりとダークなキーボードとギターソロによるカオスな世界に変化していく部分が見事です。エンディングのキーボードも格好良いです。
11. PANDORA
どっしりと重いサウンドに囁くようなボーカルが不安感を煽ります。押し寄せるようなサビと埋もれ消えそうなボーカルでカオスな世界を構築しています。途中で拡がるシャンソンの世界。なんて不思議な曲。