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Der Ring
 
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登録情報

  • オーケストラ: Bavarian State Orchestra
  • 指揮: Wolfgang Sawallisch
  • 作曲: Richard Wagner
  • CD (1998/3/20)
  • SPARSコード: ADD
  • ディスク枚数: 14
  • フォーマット: Limited Edition, Import
  • レーベル: EMI Classics
  • ASIN: B00000631T
  • EAN: 0724357273121
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 音楽 - 225,753位 (音楽のベストセラーを見る)
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商品の説明

Amazonレビュー

Those without access to video disc players can now enjoy this 1989 Ring production, although stage noises and singers husbanding their resources come off less forgivingly in an audio-only context. But the recording is surprisingly crisp and vibrant, save for distortion in loud tuttis. Wolfgang Sawallisch has a sixth sense for pacing, proportion, and keeping singers secure. A bargain worth considering, but no texts are included. --Jed Distler

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形式:CD
《追記―200年祭にあたり、『EMI/Wagner:THE GREAT OPERAS』に収録され、値下げ再発となりました。そちらで入手すべきでしょう―》

とりわけ《リング》ビギナーの方でチョイスに迷われてるなら、是非、購入検討リストの最上位に書き加えて、よりビッグ・ネームの指揮者を擁する他盤とも同列に比較して頂きたいのが本盤。リブレットこそ付随しないが、買って失敗のない内容、と保証出来る。

[最近はDVDでも、どれもこれも叩き売り状態なので、その点では分が悪いかも。こちらもバーゲンを狙って下さい]

各国のアマゾン・サイトで、単なる盤コレクターでなく、劇場に通い慣れ目と耳の肥えたヴァグネリアンたちのレビューを読んで、「種々、複数の《リング》を所有しているが、何だかんだ云って、一番聴きやすい、また、実際プレーヤーにかける機会が多いのが案外このサヴァリッシュ=バイエルン盤なんじゃないか」みたいな意見を目にしては、「やっぱり、みんな考えること、感じてることは変らないな」と思ったりもする。

製品版では20種超所有するツィクルスのうち、CDはショルティDecca、LD/DVDはブーレーズ=パトリス・シェロー、そして本盤が、私的に再生頻度3トップ。ちなみにヒストリカル系では、十代の頃のクナやボダンツキーへの熱狂は冷めて、最近は専らクレメンス・クラウス=バイロイト1953。ジャック・ウルルスやジョルジュ・ティル、ローレンス・ティベットといった大歌手のライヴ/SP録音への愛情は今も昔も変わらない。

手許に残した《リング》はいずれも長短思い入れがあり、オケ/合唱、歌手陣、音質、使用言語、(映像なら)演出…と各面のケチをつけ始めればキリがなくなるが、「ツィクルス全体と捉えたときの、失点、瑕疵の少なさ故の満足度の意外な高さ」が、このCD版《サヴァリッシュ・リング》の魅力のように感じている。「色々と聴いてみたけど、結局のところ、音質重視で、“通し”を耳心地よく楽しむだけなら文句なしでしょ…」という感じか。但し、確かに“オペラティックな快楽とスリル”としてのオモシロさは十分であるにせよ、「人生、世界、時代を読み解くツールとしての綜合芸術《リング》」という意味では、鋭く知的で頗る刺激的、とまでは言えず、いささか物足りなさを感じなくも無いけれど…

マックス・ローレンツ、メルヒオール、ヴィナイ並みの超人的獅子吼やジェス・トーマスのような高貴な色気を高望みしたり、或いは、よっぽどの大のコロ嫌いでもない限り、ヤノフスキ盤録音時よりパワーとハリは衰えたとは言え、彼の〈ジークフリート〉の円熟の巧さに不満を覚えることもないだろうし、ヴァラディの〈ジークリンデ〉は、シュンクの〈ジークムント〉と共に大絶賛出来るほどであるし、私の大好きなクルト・モルも声に艶があり、ヴラシハは恐ろしく力が漲りサルミネンは脂が乗っている、そして、彼女独特の「ボーイッシュでフェミニン」な魅力と人間の善性を切々と訴えかけてくるベーレンスの素晴らしさ[註1]…本盤の価値は、歌手陣の水準の高さに拠るところ大である。

目の前で展開するレーンホフの演出に疑問を感じ反感を覚える理性と自身の内なる“荒ぶるドイツ性”との間に相当の葛藤を抱えながら、さらに、あろうことか、ベルリンでは『壁崩壊』が正に進行中という非常事態の最中、「一時代の終焉」を劇場にいる全員が意識する中で振っていたことが「災い転じて福となった」のかどうかは知らないが、ここでのサヴァリッシュの指揮は、ひたすら高燃焼で畳み掛け「聴き手のアドレナリンの血中放出を過度に促進させる」類いの音作りではないにせよ、祝祭の華やぎの中で謙虚にスコア自体に語らせ自然な呼吸で豪華歌手陣を存分に歌わせており、「老カペルマイスター」らしい貫禄、威厳ある落ち着きを強く感じさせる。私は、子供の時分からオペラもオケも実演でよく親しんだ、年々丸くなっていった感のある後期のサヴァリッシュのスタイルの特段の贔屓筋でもないが、ここでは、手練れではあっても露骨に武骨/タカ派的な方向には極力走るまいと自重する、良識派戦後西ドイツ人=サヴァリッシュらしい抑制の効いたリリカルなアプローチに、往年の奥義もバイロイトの実地で身に付けた経験豊富な正統派ヴァグナー指揮者であればこそのスケールの大きさと本能的に抗い難い“暴走への欲望”をときどき覗かせてくれたりもして、彼としては、50/60年代のバイロイトやイタリアでのライブの各種名演と並んで後世に遺る出色の名盤だと思う[註2]。

バブル絶頂期のジャパン・マネーを湯水のように注ぎ込んだプロダクションだけあって、好き嫌いはそれぞれとしても、クオリティーの高さは立派。人材払底状態の歌手陣の現状を考えれば、今後、耳の満足感という意味では、本盤ほどの成果を上げる《リング》は、ちょっと期待出来ないように思う。

[註1]:レヴァインMET盤での冷めた彼女は映像/録音の両版ともあまり心動かされなかった。一方、《神々》での消耗こそ激しいもののショルティ渾身のバイロイト1983(製品版未リリース)での彼女と、より良好なこれには強く惹かれる
[註2]:サヴァリッシュのリング・ツィクルスは2種。本盤と、もう一つは、正規録音が少ないのが惜しまれるジーン・コックスらを擁したローマでの1968年の放送用録音。Mytoからリリース有り。筆者未聴
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9 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 映像は最悪だったが音楽は最高 2006/3/20
形式:CD
レーンホフ演出のサヴァリッシュ指揮バイエルン国立歌劇場の「リング」はNHK-BSで放送され、DVDになっている。演出、カメラワークなどの映像製作面における失望感は、優れた歌手、指揮者らによる演奏の印象も薄くしてしまっていた。最近のオペラは舞台をみるよりも音だけを聴いたほうがいい場合も多いが、15年近く前のこのCDを購入して聴いてまさにそう思った。DVDの音はわからないが、CDでの音はBS放送のときよりもオーケストラが前面にでており、リマスタリングされたため音が美しく、バイエルン国立歌劇場管弦楽団の澄み切った音色の美しさが堪能できる。全体的に叙情的なサヴァリッシュの指揮もCDで聴いたほうが引き締まっており、このコンビによるオルフェオのブルックナーの交響曲の名演を彷彿とさせる。さらに90年頃の名歌手を総動員した歌手陣は最高。ヴィントガッセンを上回るジークフリートであるコロ、「黄昏」で邪悪なハーゲンを歌うサルミネンは特に印象深い。おそらく歌手陣では、ショルティ、ベームの時代以降で最高であり、映像を見ないで聴けばデジタル時代でこれを超えるものがない。もっと評価されるべきディスクだろう。なお拍手は一部カットされており、オーディエンスノイズから推測するとゲネプロや本番の上演から編集されているようだ。
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