元カーカス、現アーク・エネミーのマイケル・アモット主導の別バンド、スピリチュアル・ベガーズの「オン・ファイア」('02)に次ぐ通算6枚目のアルバムです。/ハード・ロック、ブルーズ・ロック、プログレッシヴ・ロック等が渾然一体となって「ロック」の奥深さをアピールしていた70年代ロックの音楽的世界観を正統に継承して現代に甦らせることのできる数少ないバンドだと思います。/基本的な音楽的路線はこれまでの作品と同様で、アグレッシブなシャッフル、70年代プログレ寄りの大作指向、ファンク・グルーブなど様々な方法論で先人達に肉薄する非常に完成度の高いロックを聴かせてくれます。/今作では特にマイケル・アモットの奏でるギターがこれまで以上に素晴らしく、要所要所で彼の持ち味である泣きのギターを聴くことができて、これが高度にアレンジされた楽曲陣に更なる魅力を持たせることに成功していると思います。/また今作からベーシストにアーク・エネミーにも参加しているシャーリー・ダンジェロを迎えており、緊張感のあるグルーヴに磨きがかかっていますし、前作でその実力は証明済みのJBの歌唱も大きな聴き所だと思います。/綿密に計算された作品構成でトータルで50分弱とコンパクトにまとめられており、何度も聴きかえせます。/昨今、名盤という言葉が氾濫していますが、今作は本物だと思います。
※尚、国内初回生産盤は'03来日時のライブ(8曲)を収録したボーナス・ディスク付きのデジパック仕様となっています。お早めに購入のご検討を。