第2期DPの映像はビートクラブなどのテレビ番組くらいしか出回っていなかったので、正真正銘のライブ映像という点ではDISC1に収録されている1972年のコペンハーゲン公演くらいではないでしょうか。10数年前にビデオやLDで「マシーン・ヘッド・ライブ」というタイトルで発売されていたものと同一内容ですが、なんと言ってもDVDという安心感と擬似ステレオ効果で十分に楽しめます。ビデオの時も感じましたが、リッチー・ブラックモアが決めフレーズを炸裂させる絶好のタイミングにもかかわらず、イアン・ギランがコンガを叩くシーンが延々と流れていたりとカメラワークは不満だらけですが、それはすでに織り込み済みなのでいまさらマイナス評価にはなりません。
DISC2は一部海賊盤で出回っていた1973年のNYライブのもの。前年のコペンハーゲンでは観客もそれこそ固唾を飲んで見守るという感じでしたが、一転してNYの観客はいきなりノリノリで国民性の違いを感じます。音質もテレビ収録ということもあって抜群で、イアン・ペイスの細かいシンコペーションやロジャー・グローヴァーのベースが粒だって聴こえてきます。こちらはカメラワークやコマ割もなかなか。当時のライブの様子が手に取るようにわかります。
なにはともあれ細かい不満(DISC1のカメラワーク)を除けば、大変貴重な映像であることには間違いありません。まだ観ていない人は、迷わず購入をお勧めします。これだけの安い価格で、これだけの高い満足感が得られる商品も珍しいのではないでしょうか。