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文章は平易だし、読みやすいは読みやすいのだが、どうしても
ほかの文学作品からの題材の流用が目について、それだったら
そちらを読めばいいと思ってしまう。
動物の描写やそれを見ている登場人物の心理あたりは、繊細
といえば繊細だが、私には無理に短く切って展開をいじっている
だけにしか思えなかったのが残念だ。
この作品に良い評価を与えているレビュアーは、もう少し
いろんな作品に目を通したほうが良いのではないだろうか。
今までたくさんのレビューを読んで文章の拙さはある程度覚悟していましたが……。
読後、一番の感想は作者に対しての怒りです。
作者は「小説」を馬鹿にしきっているのでしょうか。
まず「パオの物語」の世界に登場する人物はあまりにも馬鹿です。圧倒的にリアリティがありません。犬も子供も吉本新喜劇ばりのやくざも、ぼけ老人も。彼らの発言、行動、心理、全てがあまりにも低級で演技めいているのです。
そして作者は読者の感情移入を誘うために極端な程下卑た「悪」を作り出します。それらからパオはいじめられます。この物語の残酷性の原因は「悪」として書かれているものに「普遍的な子供」が登場するからだと思います。子供たちは当然の様にパオをいじめます。またはパオは当然の様に子供たちにいじめられます。
作者はいったい何を伝えたかったのでしょうか。あとがきを見てつくづく疑問に思います。「パオの物語」に書かれている事は誰もが知っている動物の現状です。誰もが不憫に思っている悲惨なしくみです。それを題材にしてなんとなく組み立てた物語でしょう。作者は本当に、真剣にパオたちの事を考えていたのでしょうか。これを読んだら是非考えていただきたいと思います。
この作者が二度と「小説」を書かないよう切実に願っています。
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