タイトルが示すとおり、67年から77年までの10年間の代表作を集めた編集盤です。無論この間にリリースされた10枚以上ある作品からCD2枚分でのピックアップは土台無理な話ですが、ベスト盤が比較的少ない状況で彼の初期の作品をレビューするには最適なセレクトと思います。
バッファロー時代からはStonesっぽい"Mr. Soul"とBeatlesの影響大の"Broken arrow"をセレクト。ソロ直後、Neil版ロックの原点的な名作・名演"Down by the river"、"Cowgirl in the sand"では例のワイルドなギターソロをたっぷり披露してくれます。また、独特なリリカルさが美しい"After the gold rush"や"Harvest"といった人気曲もバランスよく盛り込まれています。
個人的には彼独特のバラッド"Tired eyes"、"Cortez the killer"がしっかりセレクトされていること、コンパクトながら味わい深い"Tonight"s the night"、"Love is the rose"などももらさず収録していることから丁寧な編集が嬉しい限り。
ここ10年のエネルギッシュなNeilの活躍もすでに原点はここ、というより全く軸は変わってないことが再確認できます。そう、武骨とも思える力強さとリリカルな繊細さの同居、そして確かな"歌心"です。