見た目から内容にいたるまで、ホントに「辞書」である。
「何を」やりたい~どうすればいい、という対応が明快になっており、普通に使い始めようという人からある程度使い込んでる人まで、あらゆる層の役に立つだろう。また、Sarge対応と銘打っているが、バージョンに依存しない情報も多く含まれている。たとえば公式開発者になるためには、という内容が記載されているが、これは特にどのバージョンの開発者という話はなく、Debianというプラットフォームの開発に関連した話である。そうでなくとも、気が向いた時に本書を取り出して読むのもよい。
但し、最初から順序良くステップを踏んで「1,2,3」というわけにはいかない。なぜならば辞典だから。そのような「順を追って」という向きを志向される方は、本書とあわせて、Sarge対応の徹底入門もあわせて求めるようにした方がよいだろう(本レビューを書いた時点ではまだリリースされていないが…)。本書と徹底入門とは補完関係にあるとのことなので、損にはならないはずだ。