Oxford Bookworms LibraryシリーズのStage 2(700語レベル)
語数 5,585 YL 2.6
秘書として働いていたKaren Silkwoodは、核燃料工場の仕事を見つけ、
転職する。給料も上がり、新しい恋人との出会いもあり、幸せな毎日
を過ごしていた。
ところが、当時はウランの危険性が現在ほど解明されていないことも
あり、その会社の安全管理も非常に杜撰なものだった。
作業をした後にセンサーの前を通り、ブザーがなったら有無を言わさ
ずシャワー室に連れていかれ、裸にされ高圧のシャワーを浴びせ放射
線を取り除くという、現在からは全く考えられないものだった。
こういっ安全体制に疑義を呈し、会社の安全性を証明するための写
真を捏造している様子を感じとったKarenは、写真実験室にあるネガを
証拠として盗み出すことにした。そして、それを新聞社に渡し、この
会社を社会に告発しようとしたのだった…。
しかし、その頃から不審を極める会社経営者の動きを感じることにも
なる…。会社もネガを盗まれたことを知り、Karenを見張っているよう
だった…。
そして、ネガを茶色の封筒に入れて車に乗り込み、新聞社に持ってい
こうとしたその時、車は大事故に遭ってしまう。道から大きく外れた
先から見つかった車の中からは、茶色の封筒は見つからなかった…。
この不可解な事故死の背後にあるものを感じずにはいられない。
1974年に起こったこの事件に迫る書き下ろし作品である。
写真も豊富で読みやすい英語で書かれ、当時の社会問題も感じる。
東日本の震災により広がる原発不安。今読んでおきたい作品である。